どこで相談したらいいの?目の下のクマと皮膚科の治療法

2021/01/19

  • 目の下のクマ

疲れている、不健康そうなど、顔の印象を悪くしてしまう目の下のクマ。ネットなどを見て、マッサージなど色々な改善方法を試してみたがなかなか治らない。どこで相談したらいいのか分からないと頭を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回は、皮膚科でのクマの治療方法をご紹介します。

監修
恵比寿美容クリニック
理事長 堀江 義明

ドクター紹介

目の下のクマは皮膚科でも相談できる?

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はっきり言って、保険が適用される皮膚科での目の下のクマ治療には限界があります。また、クマの原因が様々ということも、保険が適用される皮膚科では限界があるという理由の一つです。皮膚科で対応できるクマは、大きく分けて2つあります。

皮膚科で対応できるクマの症状

1.何気ない習慣的な行為からできるクマ

アレルギーをお持ちの方によくあるケースです。目の下のクマは、目をかいたり、こするなどの何気ない習慣でもできてしまいます。

なぜ、こういった何気ない習慣的な行為からクマができてしまうのかというと、原因はメラニンによる色素沈着・毛細血管の損傷の2つと言われています。メラニンによる色素沈着の原因は紫外線のみと、思われていることがほとんどですが、実は外部からの刺激によっても発生します。

目をかいたり、こするなどの摩擦の刺激によって、肌に炎症が起き、その炎症を抑えようとメラニンが活性化されます。メラニンが活性化されると、表面の肌だけでなく基底層を破壊し真皮に色素沈着を起こし、 目の下のクマとなってしまうのです。

また、目の下の皮膚は身体の中で1番薄く、特に毛細血管を守る壁細胞と呼ばれる外皮は最も薄くなっています。そのため、目をかいたり、こするなどの摩擦ですぐに毛細血管の損傷してしまい、目の下のクマの原因となります。

目がかゆい・目をこするといった習慣的な行為の主な原因は、 アトピー性皮膚炎などの皮膚病・アレルギー・ドライアイ・外部からの刺激などが上げられます。アトピー性皮膚炎などの皮膚病・外部からの刺激は皮膚科での対応になりますが、花粉症などのアレルギーやドライアイは眼科が専門になります。自分の症状を判断して、専門医院を選んでください。

2.たるみによるクマ

「眼瞼外反修正術」という施術で、改善することが可能になります。この施術は、厳密にいうとクマの治療ではなく、眼瞼外反を治す施術になります。

眼瞼外反とは、加齢によって目元がたるみ、まぶたが外側にめくれ、結膜が露出している状態です。ひどくなると、目が乾燥しやすくなり角膜に傷がつく恐れもあるので、保険適用となります。

眼瞼外反を改善することで、たるみがなくなり、たるみによるクマが改善されます。しかし、この判断をするのは、医師次第ですので、必ず誰もが保険適用で受けられるとは言えません。

皮膚科で処方してもらえるクマに効く薬

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クマの原因や種類にもよりますが、皮膚科で処方してもらえる目の下のクマに効果的な薬をいくつか紹介します。

・グルタチオン

グルタミン酸、システイン、グリシンという3つのアミノ酸が連なったペプチド(化合物)。活性酸素によるダメージから体を守る抗酸化作用や解毒作用があり、抗酸化作用によって、シミの原因を予防する効果があります。そのため、皮膚のシミ治療に使われ、色素沈着などからできるクマにも効果があると考えられます。

・トコフェロール酢酸エステル

ビタミンE誘導体のことです。抗酸化ビタミンとしての作用や、血行を促進し冷え性改善や患部の修復を促します。血行促進作用があるため、血行不良から起こる目の下のクマにも効果的です。

・ハイドロキノン

シミやシワの原因であるメラニン色素を生成する酵素(チロシナーゼ)の働きを抑制する効果があります。また、メラノサイト(メラニン色素を作る細胞)の数を減少させる作用もあります。ハイドロキノンも色素沈着などからできるクマに効果的です。

このように保険適用の皮膚科でも、クマの種類によっては改善されることがわかります。ですが、改善されるのは一部のクマです。少しでもクマを解消したい方は、まず皮膚科に相談した後に、美容皮膚科に行ってみるのもいいですね。

「クマの皮膚科での治療」について
まずは専門医に相談する