ここが重要!妊娠線クリームを選ぶ4つのおすすめポイント

2020/08/05

  • 妊娠線・肉割れ
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たくさんある妊娠線専用クリーム。種類が豊富すぎてどれを選ぶのか迷ってしまいますよね!妊娠線の予防や、できてしまった妊娠線のケアをするためにはどんな基準で専用クリームを選べばいいのでしょうか?そんな皆さんの為にここでは妊娠線クリームのおすすめの選び方を紹介します。

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監修
恵比寿美容クリニック
理事長 堀江 義明

ドクター紹介

どうして妊娠線はできてしまうの?

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妊娠中も産後も女性を悩ます妊娠線ですが、そもそも妊娠線が出来る原因とは何なのでしょうか。妊娠線ができる原因は大きく分けて2つあります。

1つ目の原因は、妊娠による皮膚の急激な伸びです。皮膚は、表面に現れている「表皮」とその下にある「真皮」そしてそのさらに下にある「皮下組織」からできています。妊娠中に急激に太り皮下組織の中にある脂肪細胞が急に大きくなると、伸縮性のある表皮はそれにともなってある程度は伸びます。

しかし、伸縮性のない真皮や皮下組織にあるコラーゲン・弾性線維は、その伸びについていくことができずに、断裂してしまいます。断裂したところから、その下にある毛細血管が見え赤紫色の瘢痕を残してしまいます。

これが、稲妻のようだったり、すいかの皮の模様のようだったりする妊娠線なのです。

2つ目の原因は、ホルモンの分泌量増加です。

妊娠中の女性は、ホルモンの分泌が変わり、「コルチコステロイドホルモン」というホルモンの分泌が増えることがわかっています。このホルモンの影響により、肌のターンオーバーの働きが抑制されて、普段よりも肌の代謝が悪くなっているのです。

その結果、肌が弾力を失い皮膚が断裂しやすい状態になってしまうのです。妊娠線を防ぐためには、保湿をして皮膚を柔らかく保ち伸びやすい環境をつくる必要があります。

では具体的にどういった、クリームを選ぶと妊娠線を防ぐことができるのでしょうか?

敏感な妊婦さんに優しく胎児に影響のないものを選ぶ

オイル

妊娠線予防のクリームを選ぶにあたって一番重要なポイントは、お腹の胎児に影響が無い低刺激なものを選ぶ事です。

石油成分や添加物が含まれているものを使用すると、妊婦さんの敏感になっている肌への刺激となり肌荒れが発生してしまう可能性があります。

また、皮膚からの経皮吸収により石油成分や添加物がお腹の中の赤ちゃんの発育に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。ですので、石油成分や添加物が含まれないクリームを選ぶことが望ましいです。

無添加、無香料のナチュラルな成分を主体としていること

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妊娠中は皮膚自体も大変敏感になっています。

添加物や石油成分・防腐剤などが入っているクリームですと、痒みや湿疹などの思わぬ肌トラブルの原因になってしまうこともありますので注意が必要になります。

上記でも説明したように、石油成分や添加物は肌からの経皮吸収によって赤ちゃんの成長に悪影響を及ぼす可能性があります。

ですので、無添加・低刺激で肌に優しい成分にクリームを選ぶ事が大切です。

また、妊娠初期はつわりで匂いにも敏感になりますので、できれば無香料が好ましいです。ただ毎日のケアになるので香りを楽しみたい方もいらっしゃるかと思います。

香りを選ぶ際、アロマオイルの香りに使われている植物オイルには妊娠中に避けたい成分が含まれているものがあるので注意が必要になります。

どういう悪影響を受ける可能性があるかというと、子宮を収縮させる作用や通経作用があります。他にも刺激が強すぎたり、神経毒性の可能性があるケルトン類を含むものやエストロゲンと似た作用誘発するホルモン様成分を含むものがあります。

個人差がありますので、影響受ける方受けない方いらっしゃいますが、不安に感じる場合は使用を避ける事をオススメします。

保湿力が高い

妊娠線の予防とケアに最も重要なポイントです。なぜならお肌の乾燥も妊娠線の原因になり、妊娠線のケアにも重要な働きをしてくれるからです。

「保湿力」が高く保湿作用が長時間持続するクリームを選ぶ事がポイントになります。肌の表面の保湿をしてくれる成分はヒアルロン酸・セラミド・コラーゲンなどです。

表面のみの保湿では通常のスキンケア商品と変わりません。妊娠線専用クリームには上記のものに加えて肌の奥の保湿に効果のある“シラノール誘導体”が配合されているものをオススメします。

“シラノール”とは活性ケイ素誘導体ともいいコラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンやコンドロイチンなどの結合組織をまとめるノリのような役目をしています。シラノール誘導体の具体的な効果は、コラーゲンを修復し、再生させる働きがあります。

また肌の内部から保湿してくれる成分で、肌の水分を保ってくれます。妊娠線は真皮のコラーゲン繊維が断裂してしまった状態なので、シラノール誘導体の働きでコラーゲンを修復できれば、できてしまった妊娠線のケアにも効果が期待できます。

お肌に効果的な成分が配合されている

子供にキスする女性

クリームを選ぶときはいかに肌に効果的な成分が入っているかでケアに差が出てくるので、成分のチェックも大切です。ビタミンCにはコラーゲを作る働きを助け、肌を丈夫にする効果があります。

しかしビタミンCは真皮まで浸透しにくく、妊娠線は肌内部のコラーゲン繊維が断裂してできているため、妊娠線をしっかりケアすることは難しくなってしまいます。

その不安定な部分を改善しビタミンCの効果を真皮まで届けるよう改良されたのが「ビタミンC 誘導体」です。また近年では浸透力と保湿力が高くすぐに効果が期待できる「新型ビタミンC誘導体」という成分もあります。

他にも「プラセンタ」や皮膚細胞の再生を促す「上皮成長因子(EGF)」、皮膚組織の再生を行い肌のハリを出してくれる「FGF」が含まれていると、妊娠線の予防・ケアはもちろんプラスで柔らかくハリのある肌になることができます。

使いやすさとコスト

お金

どんなに効果的でよいクリームでも、塗った後にベタベタしたり使用感が悪いとどうしても気になってしまいます。また妊娠線予防は毎日継続して行うことと、クリームをたっぷり塗ってマッサージすることがとても大切です。

コストが高すぎるクリームだと、たっぷり使うことを躊躇してしまうこともないとはいえません。毎日たっぷり使うものなので、使用感もよくコスパのよいクリームを選びましょう。

また、ボトルの形状にも注目すると、片手で簡単に出せるものから両手を使う物まで様々な形状があります。自分に使いやすい物を選び、毎日のお手入れでストレスを感じない工夫をしましょう。

クリームの効果的な塗り方

ここまで、妊娠線予防に使用するクリームの具体的な選び方を紹介しました。では自分に合ったクリームを見つけた時に、どうやって塗ればそのクリームの効果を最大限に発揮できるのでしょうか?

・たっぷり使う

肌が乾燥していると妊娠線ができやすくなってしまうので、妊娠線を防ぐためには保湿することが重要です。ムラなくしっかりと保湿するためにも、クリームを使う時は「もったいない」と思わずたっぷり使うようにしましょう。

・毎日継続して2回は必ず塗るようにする

妊娠前のボディーケアは、お風呂上がりに1回クリームを塗るという方が多いのではないでしょうか。

妊娠前はそれで充分だったかもしれませんが、妊娠中は妊娠前に比べて肌が乾燥しやすくなっています。自分では乾燥しているつもりはなくても、肌の奥深くは乾燥していることがあるので、妊娠線クリームは最低でも1日2回は塗るようにしましょう。

塗るタイミングとして一番多いのは、朝着替える時と、夜お風呂から上がった直後です。そのタイミングで、妊娠線が出来やすいお腹や胸、脇の下、背中、太もも、お尻などを中心にたっぷりと塗りこむようにしましょう。

とはいえ、塗る回数に制限はなく、1日2回は最低目安になるのでかゆみを感じたり少しでも乾燥していると思ったら塗ることをオススメします。

・オイルと併用する

何度も言いますが、妊娠線予防は保湿が大切なので、何よりも重要なのは保湿効果です。保湿効果でいえばクリームよりオイルが圧勝ですが、オイルには水分があまり含まれていないので、湿り気の補充は難しいといえます。

ですので、クリームとオイルの2つを併用して使用することが、一番効果がある保湿方法なのです。特に、お風呂上りにオイルとクリームを併用する事で保湿力がアップします。

オイルには浸透力と保湿力があり、水分のある肌になじみやすい性質を持っているので、お風呂上りにオイルを塗る事で、毛穴の奥まで浸透しクリームが入りやすい道を作ってくれます。

より保湿効果を発揮させるためにも、使う順番は、先にオイルを塗り、次にクリームを使用するようにしましょう。

・円を描くように広げていく

実際に肌に塗っていく時は、まず、手に2プッシュまたは500円玉程度、オイルまたはクリームをとるようにします。そしてそれを、手のひらでこするようにして温めて行きます。

温めることで、肌になじみやすいですし、より浸透しやすくなるからです。人肌程の温度に温まったら、円を描くようにおへそから外側へなでるようにクリームを塗り、お腹全体をくるくるとゆっくりマッサージしていきます。

それを数回繰り返してください。ここで注意してもらいたいのが、なでるように優しくマッサージすることです。必要以上の力でマッサージしてしまうと、逆に肌への負担となり妊娠線ができやすくなってしまうので注意しましょう。

・お腹が一番大きくなる臨月は特に下腹部を重点的にケア

臨月はお腹が急激に大きくなるため、妊婦さんからは下腹部が見えなくかってしまいます。そのためケアがおろそかになってしまい、妊娠線ができてしまうケースがあります。

ですので、鏡などでチェックしながらクリームを塗りましょう。妊娠線ができやすいといわれている、お腹や太もも、二の腕、胸、お尻などは広範囲で臨月時は大変かと思いますが、今まで通りしっかり保湿しましょう。

自分で塗るのが難しい時もあると思いますので、その時はパートナーに塗ってもらうのもコミュニケーションになるので良いです。

このように、クリームの塗り方のポイントはいくつかあります。どんなに効果的なクリームを使って毎日欠かさずケアしても、塗り方が悪いと妊娠線が出来てしまう方の原因の一つになってしまいます。

妊娠線をつくらないためにも、上記を参考にしてしっかり保湿していきましょう。

妊娠線予防はいつからいつまで?

妊婦

妊娠線予防を開始する時期は、体調が落ち着き、お腹も大きくなり始める12週目あたりが良いといえます。

なぜ12週目からというと、妊娠初期は、お腹はそれほど目立ちませんしホルモンの影響で体質が変化しているため、普段より肌が荒れやすかったり、つわりや体調不良がある方もいて、急激な体重増加は見られにくい時期なのであまり妊娠線の心配はないためです。

安定期に入る12週目あたりから少しずつ肌荒れも落ち着いてくるので、その頃から意識して妊娠線予防をしていきましょう。ただし、妊娠初期でも、乾燥肌の方や、肌代謝がよくない方は、妊娠線ができてしまうことがあるので気を付けましょう。

また、冬場は普通肌の方でも乾燥しやすくなっているので、要注意です。他にも、双子ちゃんの場合などは通常よりもお腹が早く大きくなっていくので、分かっている方は早めに妊娠予防を開始するようにしましょう。

出産を終えたら妊娠線のケアをやめる方が多いようですが、妊娠線のケアは産後お腹が妊娠前に戻るまで継続した方が良いといわれています。なぜなら、実は妊娠中にすでにできていた妊娠線でも、すぐに表面上に現れず出産後お腹がしぼむことで目立ってくるものもあるからです。

一度妊娠線ができてしまうと完全に治すことは難しくなりますが、産後の急激に変化するお腹の皮膚の負担をクリームやマッサージで減らすことができれば目立たなくすることは可能です。ですので、産後お腹が妊娠前に戻るくらいまではクリームでマッサージして妊娠線のケアをしましょう。

まとめ

妊娠線を予防したり、できてしまった妊娠線を効果的にケアする為には専用クリームの選び方がとても重要です。今回紹介したクリームの選び方のポイントを参考に、ご自分にあったクリームを探してみてくださいね。

「妊娠線クリーム選び」について
まずは専門医に相談する