お腹のたるみだけでなく妊娠線(肉割れ)までできてしまった…!そんな産後のツライ悩みを解決する方法とは?

2020/12/28

  • 妊娠線・肉割れ

産後には、お腹にたるみが残ってしまいがちです。たるみと一緒に妊娠線(肉割れ)ができてしまうと、「なんとかして改善したい」という気持ちになるものです。今回は、産後の体にできたスジを解消する方法についてお伝えしていきます。

監修
恵比寿美容クリニック
理事長 堀江 義明

ドクター紹介

妊娠線(肉割れ)はどのようにして現れる?

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妊娠線や肉割れは、急に体重が増えることによって体に脂肪がつき、皮膚が引き伸ばされることが原因でできます。

皮膚の一番外側にある「表皮」は柔らかいため、伸張に対応できますが、その奥にある「真皮」は裂けてしまい、肌はデコボコした状態となります。

妊娠中にはお腹にスジができやすいですが、ほかにも、胸、おしり、太もも、ふくらはぎ、二の腕などに肉割れができるケースもあります。また、思春期などに体重が急増した方でも肉割れが生じることがあるのです。

妊娠線(肉割れ)ができた初期の段階では赤紫色をしていますが、だんだんと白い色に変わっていきます。程度や部位は個人差がありますが、妊娠中には約6~7割の方に線ができるといわれています。

妊娠線(肉割れ)やたるみができやすい人とできにくい人の違いは?

妊娠中にはお腹が大きくなるので皮膚が引き伸ばされますが、出産後には皮膚が余ってしまいます。膨らませた風船がしぼんだとき、元の大きさには戻らないことをイメージするとわかりやすいでしょう。

お腹のたるみに関しては、産後にほとんどの方が経験するといっても過言ではありません。特に、もともと小柄な方であったり、双子などの双胎妊娠であったりすると、皮膚のたるみが生じやすくなるでしょう。

妊娠線に関しては、上述したたるみができやすい人の条件に加え、急激に体重が増加した方、皮膚が乾燥している方、皮下脂肪が多い方でできる可能性が高まります。

体重がゆっくり増えるように調整している方や、予防のための保湿を行っている方では、妊娠線ができにくいといわれています。

妊娠線(肉割れ)やたるみ、なぜクリームで治らないのか?

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産後にできた妊娠線(肉割れ)やたるみをクリームで保湿することで改善を図ろうとする方は多く、妊娠線のケアに焦点を当てた専用の製品も出回っているほどです。

お腹のたるみに関しては、出産から時間が経てば徐々に目立たなくなっていくことが一般的です。しかし、妊娠線(肉割れ)は一度できてしまうとセルフケアで完全に消すことは困難となります。

妊娠線や肉割れは真皮の断裂によってできるため、クリームによる表面的な保湿は意味がないものとなってしまうのです。

妊娠線ができる前に予防として保湿を行う分には、肌を柔軟に保つ効果が期待できるため、試してみるといいかもしれませんが、できたスジをセルフケアだけで消すことは難しいということを認識しておきましょう。

お腹のたるみと共に残ってしまった妊娠線(肉割れ)はクリニックで“治療”しよう

たるみは徐々に改善していきますが、しつこく残ってしまうスジがコンプレックスになってしまう人も少なくありません。お腹に残ってしまった妊娠線を消すために、クリニックで「治療」を受けて治すという方法もあります。

医療機関では、主にレーザーを使って妊娠線や肉割れの治療を進めます。

レーザー治療では、皮膚に熱刺激を与え、肌の再生を促進することを目的とします。しかし、レーザー治療では十分に組織が再生しないケースがある上に、やけどのリスクを伴うなどのデメリットがあります。

そこで、妊娠線(肉割れ)の別の治療法として「血流改善ガス」を用いたアプローチが活用されています。

レーザーのように熱刺激を加えるのではなく、肌にガスを注入することによって、肌の再生力を高め、妊娠腺の改善が期待できます。

具体的な治療のメカニズムとしては、注入したガスが真皮の血流を改善し、代謝を向上させるとともに、ガスが一時的に加えるダメージによって皮膚を再生させる力が高まり、真皮層でコラーゲンの生成を促す効果も期待できます。

クリームなどを用いたセルフケアでは外側から働きかけることができませんが、ガス治療を使えば、真皮に直接作用させることが可能です。しかも、注入したガスは効果を発揮すれば体の外に抜けていくため、比較的安全性が高いという利点もあります。

お腹のたるみと一緒にできてしまった妊娠線を治すために、血流改善ガス治療も選択の一つに入れてみてはいかがでしょうか。

「妊娠線対策」について
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