妊娠線にヒルドイドは効果的なのか?その効果と妊娠線の原因や治療法を解説

2020/07/03

  • 妊娠線・肉割れ
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妊娠線は皮膚が急激に引き伸ばされたときに、その伸張に耐えられなくなった真皮が断裂することが原因となってできるスジです。肌が乾燥すると皮膚の柔軟性が乏しくなり、妊娠線ができやすくなるといわれています。特に妊娠中には体表面積が広がることや、ホルモンバランスの変化が影響して、皮膚の乾燥を感じやすくなります。妊娠線ができやすい部位を中心に、クリームやオイルで丁寧に保湿しておくと、予防の一助となります。

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監修
恵比寿美容クリニック
理事長 堀江 義明

ドクター紹介

保湿剤として処方されるヒルドイドとは

ヒルドイドとは、医療機関で処方される保湿剤の一種です。「妊娠線にはヒルドイドで効果が期待できる」と耳にしたことのある方もいるかもしれません。

ヒルドイドにはクリームタイプ、ローションタイプなどがあり、皮膚に塗布して使用する外用薬として位置づけられています。

ヒルドイドにはヘパリン類似物質が含まれていますが、皮膚に水分を与えて持続させる作用があるといわれています。ヒトの体内にはもともとヘパリンという成分がありますが、ヘパリン類似物質はそれと似た構造を持つ天然由来成分です。

なお、保湿剤としてよく使われるワセリンは油分が皮膜になって水分の蒸発を防ぐものであり、水分を与える作用はないため、ヒルドイドとは違いがあります。

ヒルドイドには塗布した部位の血行を促進する効果もあるとされており、傷の治癒を早めたり、肌の新陳代謝を高めたりする目的でも使用されています。

ヒルドイドを使うと妊娠線に効果は期待できる?

妊娠線は一度できると痕が残りやすいので、いかに予防していくかが大切となります。妊娠線予防のための方法としては肌を柔軟に保つための保湿が代表的であり、そのためにヒルドイドを使う人もいます。ヒルドイドは赤ちゃんに与える影響が少ないと考えられており、妊娠中でも比較的安全に使えるという利点もあります。

妊娠線予防のために市販の保湿クリームを塗布する方も多いですが、ヒルドイドは保湿力を持続させる効果が高いとされているため、医療機関で処方してもらう方もいます。

また、できてしまった妊娠線を保湿すると、乾燥によってスジが目立つのを防ぐ効果は期待できます。保湿だけでは真皮の断裂を元に戻すことが難しいですが、ヒルドイドには血行を促す効果もあるといわれています。

血行を促す作用があれば、新陳代謝を高める効果が期待できるため、できてしまった妊娠線のケアにもプラスに作用する可能性があると考えられているのです。

ヒルドイドでは消えない場合の妊娠線の治療法

妊娠線ができないように日頃から予防しておくことは大切ですが、一度スジができるとしつこく痕が残ってしまいやすいです。ヒルドイドを塗布すれば、新たにできる妊娠線を予防する効果は期待できるものの、ヒルドイドでは対応しきれない妊娠線の悩みを抱えている方も多いのが現状です。

そこで、ヒルドイドでは対処しきれなかった妊娠線の悩みは、医療機関に相談するという選択肢があります。血流改善ガス治療という治療法では、妊娠線ができた部位に炭酸ガスを注入し、肌の再生力を高め、スジを目立たなくさせることを目指します。

炭酸ガスを注入することによって一時的な刺激を与え、コラーゲンの産生を促します。そして、炭酸ガスが血流を促すことによって、皮膚の新陳代謝を高める効果も期待できます。血流改善ガスは、断裂が起きた真皮を再生させることで、妊娠線を目立たなくさせる効果を狙う治療法なのです。

ヒルドイドを塗るだけではケアできなかった妊娠線でお悩みの方は、血流改善ガス治療を検討してみてはいかがでしょうか?

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