万能すぎる!ホホバオイルの妊娠線予防効果と有効的な使い方
2020/12/17
- 妊娠線・肉割れ

最近よく耳にする「ホホバオイル」。保湿力が高い!万能すぎる!と、とても人気を集めています。そんな人気のホホバオイルとはどういうものなのでしょうか?こちらでは、ホホバオイルの娠線予防効果と有効的な使い方を紹介します。

監修
恵比寿美容クリニック
理事長 堀江 義明
目次
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ホホバオイルとは
ホホバ(Jojoba)という植物から採れるオイルです。ホホバの原産地はアメリカ カルフォルニア州そしてアリゾナ州から北メキシコで、雌雄があり樹齢200年にも達すると言われている多年生低木です。
ホホバはワックスエステルという成分を含んでおり、そのため年間降水量が20ミリもあれば生育できるほど、非常に暑さや乾燥に強い植物なのです。現在は、南アメリカ、イスラエルなどの地域でも 栽培されています。
そのホホバから採れるホホバオイルは、分子構造や、豊富な栄養素を含有する特徴から、「美容液」「保湿液」として最も理想的と言われています。化学的にも、人口心臓の潤滑剤として利用されるほど、人体に対しての安全性が確認されているオイルです。
また、酸化(劣化)しずらく成分が変質しにくいと言われており、約70℃の高温で4日間熱し続けても品質変化がなかったという実験結果もあります。バクテリアの繁殖を防ぐ作用が高いため、無添加でも長期保存が可能です。元々先住民族がその効果に着目し「金の液」と呼び、肌や髪など、様々な目的に使用していたことがわかっています。
注目の成分「ワックスエステル」
ホホバオイルはビタミンE、ビタミンA、カロチノイド、ステアリン酸,アラキン酸,パルミチン酸、オレイン酸、リノレン酸、エルカ酸などの豊富な栄養素を含んでいます。その中でも約90%以上を占める「ワックスエステル」という成分が特に注目されています。
「ワックスエステル」とは、人間の肌の角質にも約30%含まれており、みずみずしさと弾力のある肌を保つ働きをしています。人間の肌を構成している油脂主成分の一つであるワックスエステルとホホバに含まれているワックスエステルは驚くことに同じ成分なのです。
そして、この私たちの肌成分と同じワックスエステルを含んでいるのは、植物の中でホホバだけなのです。
妊娠線への効能
ホホバオイルは妊娠線予防やケアにも効果的です。妊娠中は水分量が減って肌が乾燥しやすくなるので、保湿力の高いホホバオイルはとても理想的です。
そして、妊娠線予防の鍵となっているのは、上記でも説明したホホバオイルに豊富に含まれている「ワックスエステル」という成分です。まず、ホホバオイルに含まれるワックスエステルは人の皮膚と同じ成分なので、妊娠中のデリケートな肌にも安心して使用することができます。
また、ワックスエステルには保湿効果以外にも、角質層を柔らかする働きがあります。妊娠中の大きなお腹はどうしても角質層が硬くなりやすく、妊娠線のできやすい環境になってしまうので、ワックスエステルを豊富に含むホホバオイルを使用することが効果的なのです。
そんな有効的な成分を豊富に含むホホバオイルは、肌馴染みが良くサラリとしており、使用感もとてもいいと言われています。他にも、ホホバオイルは全身に使用できるため、お腹以外の妊娠線(別名を肉割れと言います)のできやすい下腹部やお尻、太もも、胸や二の腕も一緒にケアできるのためとても効率がいいのです。
効果的な使い方
メーカーにもよりますが比較的ホホバオイルはお値段もお手頃で、妊娠中に敏感になっている肌の保湿やマッサージで使用するのに良いと言えます。ただ、しっかりとした妊娠線予防として考えるなら、より効果的な使い方を知っておきたいですよね。
一番効果的なホホバオイルを使用した妊娠線予防は、先にホホバオイルをつけ、肌を柔らかくして浸透力を高めてから妊娠線予防クリームを塗る方法です。先にホホバオイルをつけることで、クリームの成分がさらに肌に浸透されやすくなります。
この使用方法は妊娠線予防に有効とされる成分を肌の奥深くまで届けることができるため、妊娠線予防にとても効果が期待できます。
いかがでしたか?ホホバオイルはとても有能な保湿オイルで、妊娠線にも効果的ということがわかりましたね。他にもホホバオイルの凄いところは保湿だけではなく、クレンジングや頭皮ケア、ヘアトリートメント、入浴剤という使用方法もあることです。
これがホホバオイルの「万能すぎる」と言われる理由でもあります。妊娠中に上手にホホバオイルを活用して、妊娠線予防だけでなく、産後キレイなママになるためにもいろいろな部分をケアしてあげましょう。