妊娠線・肉割れを予防するマッサージ方法

2020/06/30

  • 妊娠線・肉割れ
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肉割れや妊娠線予防には保湿が肝心!と専用クリームやオイルで毎日欠かさずケアをしている方も多いと思います。専用クリームやオイルを塗るだけでも効果的ですが、毎日のケアにマッサージをプラスすることでより効果を出すことができます。ここでは妊娠線・肉割れを予防するマッサージの方法を紹介します。

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監修
恵比寿美容クリニック
理事長 堀江 義明

ドクター紹介

マッサージを始める時期

急激な身体の成長や体重の増加などによって皮膚が急激に伸縮を起こし、その伸縮についていけなかった真皮が断裂して妊娠線・肉割れはできます。そんな妊娠線や肉割れを防ぐには日頃から肌を保湿、マッサージをして皮膚の柔軟性を上げる事が大切です。

妊娠線を予防したい場合、保湿は妊娠初期~遅くともお腹が膨らみ始める妊娠4ヶ月までにスタートし、安定期に入った5ヵ月頃から妊娠線予防のマッサージも開始して習慣にしましょう。

臨月になるとお腹も大きくなり面倒になりがちですが、特に妊娠9ヵ月頃の出産直前は非常に妊娠線ができやすい時期になっていますので、気をつけてマッサージしましょう。ただし、お腹が張るときは無理をせずマッサージは控えて下さい。

保湿とマッサージは朝晩2回以上ケアすることで常にお肌が保湿された状態になります。夜ケアする際はお風呂やシャワーを浴びた後は意外と短時間で肌が乾燥しやすくなりますので、お風呂やシャワーの直後に行うことでより効果的になります。

妊娠線はケアを早めにスタートすることで予防することができたり、症状を軽くすることが可能です。また、毎日欠かさずケアすることが重要になりますので目につく場所に保湿用品を置き地道に継続するようにしましょう。

効果的なマッサージ方法

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妊娠線を予防するためには毎日の保湿が欠かせません。毎日しっかり保湿しながら、優しくマッサージすることで柔軟な肌をキープすることができ、妊娠線を予防することができます。やり忘れを防ぐためにも決まった時間に保湿とマッサージをするように心掛けましょう。ここでは妊娠線のできやすい部分別のマッサージ方法を紹介します。

お腹周り

お腹は妊娠中の体重の増加に加えて赤ちゃん分も大きくなりますので、最も妊娠線ができやすい部分になります。お腹は上部より下腹部のほうが妊娠線ができやすくなっています。

また、お腹は出ている部分に意識が行きがちですが、お腹は真ん丸ではなく、下膨れに大きくなるので隅々まで入念に保湿してケアしましょう。マッサージの際の注意点としては強くマッサージしてしまうと逆に肌へのダメージになりますし、子宮を刺激することになってしまいます。妊娠中に子宮を刺激してしまうと子宮収縮などの原因になってしまうこともありますので注意が必要です。優しくクリームやオイルを伸ばすイメージでマッサージするようにしましょう。

なお、医師から指示があった場合はそれに従うようにしましょう。

お腹のマッサージ

  1. 片手をおへそにあてて時計回りにクルクルと円を描くように優しくお腹全体にオイルを塗っていきます。
  2. 反対の片手も同様におへそにあてて、時計と逆回りでわき腹を中心に大きく円を描くように塗ります。
  3. 再度、オイルを手のひらにとり、両手で脇から5回ほど円を描きながら恥骨に向けて塗っていきます。これを2回繰り返します。
  4. 両手でおへその下から上に、上から下にマッサージを3回繰り返します。
  5. 最後におへその下から子宮をなぞるようにし、おへそへと戻すマッサージを3回繰り返して下さい。

胸も産後の授乳の準備のために妊娠初期からボリュームが出始めて、臨月までの間に2カップは大きくなるため、妊娠線ができやすい部分です。忘れがちなのは胸の横や胸の下です。

妊娠前はあまり気にしたことがないと思いますが、妊娠中は鏡などで毎日チェックして気をつけましょう。急激に大きく膨らみ始めた胸に真皮や皮下組織の伸びがついていけず、断裂して妊娠線ができてしまうケースも多々あります。

胸も刺激されるとお腹が張ってしまう原因になってしまうのでお腹と同じようにもみ込まずに優しく伸ばすようにケアしてください。

胸のマッサージ

  1. 右手で左の胸、左手で右の胸に優しく全体にオイルを塗っていきます。
  2. 両手で胸を持ち上げるようにし、下から上へとマッサージします。
  3. 右手で左側の鎖骨から脇にかけて、左手で右側の鎖骨から脇にかけて、リンパの流れを意識しながらオイルを塗ります。

腰とお尻

大きくなっていくお腹を支えるために腰とお尻は徐々にガッチリとしてきます。もちろん細身の人もお腹とお尻は大きくなります。お腹に伴ってがっちりしてくる腰とお尻も妊娠線ができやすい部分です。

体の後ろ側なので見落としてしまったりケアを忘れることで妊娠線ができてしまうこともありますので腰とお尻もしっかり保湿とマッサージをしましょう。腰とお尻の場合はお腹や胸より力を入れても良い部分です。ただし、必要以上の力では皮膚を傷つけて妊娠線のできる原因になってしまいますので適度な力加減に注意しましょう。

腰とお尻のマッサージ

  1. 腰からお尻の方へ手のひらを使って左右同時に円を描くように優しくマッサージをします。
  2. 両手でお尻を下から上へ持ち上げるようにしてマッサージします。

太もも

お尻が大きくなればその下の太もももおのずと成長していきます。この太ももの内側やふくらがはぎの裏側に妊娠線ができてしまったというケースも多くあります。

妊娠中は上半身の変化に意識が行きがちですが、妊娠線を予防するためにも下半身のケアもしっかり行いましょう。

太もものマッサージの方法

  1. 足の付け根から両手で包み込んで上から下へ膝に向かって全体的にオイルを塗ってマッサージします。

二の腕

二の腕も妊娠線ができやすい部分です。内側の筋肉が柔らかく脂肪が付きやすい部分は妊娠中の体重増加で大きくなりやすいのでこれに伴って妊娠線ができやすくなります。

特に上半身が太りやすい方は注意が必要です。マッサージ以外にも二の腕の筋肉を動かすことで妊娠線予防に繋がります。日頃から窓拭きや床拭きなど身体に負担にならない程度に腕を動かすことを意識して妊娠線を防ぎましょう。

二の腕のマッサージの方法

  1. マッサージをする腕とは反対の手で肘から肩にむけて下から上へ脂肪を流すようイメージしながらオイルを塗っていき

マッサージを行うときの注意点

マッサージは継続していくうちに力加減がわからなくなってしまうことが多々あると言われており、気が付いたら強い力でマッサージをしていたなんてことはよくあります。

妊娠前であればさほど問題はないですが、妊娠中はマッサージをする部分によってはお腹の中の赤ちゃんの負担になってしまう可能性がありますのでマッサージをする時は力加減に細心の注意を払って行うことが大切になります。

まとめ

このように妊娠線・肉割れのケアは保湿だけでなくマッサージを一緒に行うことでより効果を発揮することができます。妊娠線を防ぐためには毎日のケアが重要になりますので継続して行うようにしましょう。

妊娠線ができる可能性のある部分は広範囲になりケアを継続するのも大変かとは思いますが、ストレスにならないよう上手く習慣化をして妊娠線・肉割れの予防・ケアに努めましょう。

「妊娠線・肉割れ予防」について
まずは専門医に相談する